奥村シンゴプロフィール&メッセージ

自己紹介・プロフィール

皆様、こんにちは。ケアラーひきこもり評論家・支援団体「よしてよせての会」代表、関西経営管理協会講師の奥村シンゴです。まず、簡単な自己紹介後にケアラー・ひきこもり歴を記述します。

1979年大阪生まれ。両親の離婚を機に小学校からいままで36年間、宝塚市内ですごす。

元ITベンチャー企業株式会社CNSや東証一部上場CSKマーケテイングコールセンターで受発信業務や新人教育などを約10年経験。

認知症祖母の介護やガン・精神疾患の母親の見守り8年間中に介護ウェブメディアや介護専門雑誌からオファーで「在宅ライター」開始。

2020年冬、『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』(株式会社法研)を商業出版。

2022年~現在、講談社介護・福祉ライター、ケアラーとひきこもりとその家族の重層支援団体「よしてよせての会」を設立。「交流」、「悩み相談」、「息抜き」、「就業相談」を中心にサポート。

介護専門誌やビジネス誌やネットメディアで執筆や取材。掲載や執筆実績は500回超、連載6年、ヤフーニューストップ複数を記録。

NHK「おはよう日本」、「ひめDON」、「Liveinひょうご」、フジテレビ、読売新聞、神戸新聞、毎日新聞、共同通信他多数出演・掲載。

2023年夏 国際ソロプチミスト神戸東クローバー賞受賞

2024年 兵庫県宝塚市で2月28日、尼崎市で3月17日、大阪市で3月24日講演予定。オンライン(宝塚市のみオフラインあり)スクール開講予定。

趣味・特技

〇亀山・新庄フィーバー時代からの阪神ファン。一番の思い出は、2023年岡田阪神の日本一を現地観戦できたこと。

〇ネット視聴 (Youtubeなど)

〇80~00年代のテレビ番組やお笑い芸人の名場面を視聴する。(アメリカ横断ウルトラクイズ、27時間テレビ、めちゃイケ、明石家さんま、島田紳助、ダウンタウン、とんねるず、ナインティナインetc)

介護で苦労したこと

私が介護をした理由は「経済的な事情」、「兄弟は結婚し家庭もちで私だけが独身」、「祖母と一番相性がよく大好きやった」の3点でした。

「介護なんて全くわからん。本すら読んだことないのにどないしよ・・・」母親が脳梗塞で倒れるし、祖母は認知症がジワジワ同時進行。「介護保険が必要です」って言われても???の状態・・・。

介護経験を振り返ると「学び」と「苦労」の連続でしたね。最後から執筆や取材などで他者のケアの想いや環境が知れて、主観と客観のバランス感覚を基にさまざまなステージで伝えています。

まず、「苦労」の部分でいえば、主に下記の4つがありました。

①要介護認定の曖昧さ・・・ 例)「シンゴくん、どうやったら家帰れるんかいな?」号泣する祖母、困る喫茶店のママ。私が迎えに行く。あるいは、ガスの火のコンロをよくつけ忘れる。これで要介護1。

②施設に預けろと大人が簡単に言う社会・・・「介護は無理せず施設に預けたらいいよ」と人はよくアドバイスをくれます。でも、俺とばあちゃんのように「要介護者と介護者が一緒に家で過ごしたい」人の想いはどうなるんでしょうか?

③友達は減る、ケア仲間はいない・・・「ヤングケアラー」どころか男性若者介護もあまり認知されていませんでした。友達から「なんでお前が介護するん?」、「仕事はどうすんねん」とケアして逆に非難される事多々・・・。

④受け皿の介護施設や病院探しに苦労・・・母親は、2年前から原因不明の腹痛と便秘を繰り返し、体重が36キロから32キロまで減少。どの医者も原因不明の診断で、精神疾患と判断され施設や一般の病院もお断り・・・。精神科病院だけは避けるべく、半年以上施設や病院を探したものの選択肢がありませんでした。

介護で得たこと

①介護は一人ではできない・・・「よく一人で介護した」、「複数人で介護した」と表現しますが、間違っていません。しかし、一人で介護といっても、ケアマネジャー・訪問看護士・医師・看護師・上司・部下などが支えになってくれています。周囲の協力なくしてケアは成立しません。

②家でみたいと思わせてくれたおばあちゃんの力・・・認知症の進行や加齢で歩行困難になっても、祖母は「車椅子は使いません。自分で歩きますからね。一緒に歩くわよ」と笑いながら私をよく喫茶店へ誘いました。 「祖母が懸命に自分の足で歩き、生きようとしている」姿勢に、私は「ヨシッ、ばあちゃん、ガンバレ」とエールを送ります。祖母が私を後押ししたと言っても過言ではありません。

③要介護者がイライラした時は半ば強引に楽しい話題をふる・・・例えば、もの盗られ妄想から「財布や通帳を返して」と執拗に迫ってきました。私は「何か面白そうなテレビ番組ない?」「(高齢者施設の連絡帳を見ながら)今日は塗り絵を塗ったんやどんな絵かみせて」と話をふると、イライラを忘れていました。

④介護は適当に・・・本人に対して、「適当に相手をする」ことが無理なく過ごすためのコツだと知りました。一日同じ話を何十回もするのに一回一回まともに返事してたら身がもちません。

⑤介護は構いすぎない・・・転倒・徘徊・排泄の失敗など、すべてをケアすると本人のADLが低下し、介護者の体がもちません。 なので、転倒や骨折などリスクを防ぐ条件で、「構いすぎない介護」がベターと考えます。 私は、祖母に車椅子に乗らず歩行するよう指示したり、排泄の失敗をするギリギリまで様子をみたりしていました。 意外と本人のやる気に火がついていました。

⑥一か所でも常連の介護施設や病院を作る・・・非常に重要。コロナ禍で対面面会、ショートステイを急遽空けてくれるなど何度も助けられました。

⑦複数人介護をしても仕事できる・・・介護中にコツコツとブログを発信し、介護メディアからお声がかかり在宅ワークライターを開始。商業出版、テレビ・新聞・雑誌など多数掲載・出演、講演など仕事が増えていきました。ついに昨年には支援団体まで立ち上げました。やる気次第!!!

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