「出張交流会を開催する理由」
5月の孤独・孤立強化月間は、5月5日のKHJつばめの会こもり晴さんの居場所とコラボ徳島出張講演会・調理会に続き、5月24日(土)に第二弾を開催。
今回は、兵庫県宝塚市内で「出張ケアラーホームパーティー」を開きました。
兵庫県宝塚市の元ヤングケアラーさんから相談がありました。
「最近、親族の難病のケアをすることになり居場所や家族会には参加したいものの、なかなか参加できなくて…」
当会にもさまざまな理由から外の居場所や家族会に行くのが困難な方々がいまして、これまで関東、北海道浦河町、徳島県などで出張交流会や講演会を開催してきました。
代表の奥村もケアの時間が長かった時、相談や居場所に行く精神的余裕がなかった経験をもちます。
それだったら、私たちから出向こうとアウトリーチ(訪問)を決意しました。
「旦那様自家製のカクテルと奥様の自家製料理が生み出した場」
「(難病を罹患した)旦那様が元バーテンダーでお酒をふるまってくれますので楽しみにしてくださいね」と元ヤングケアラーの看護師さんの奥様からご連絡をいただいていました。
当日、旦那様は、オレンジジュース、スクリュードライバーなどさまざまなカクテルを作っていただき、参加者の皆さんと一緒に飲みました。
あまりに美味しかったので気がつけば、2杯、3杯、4杯と…。笑
奥様からは、手作り餃子と唐揚げをいただきました。
旦那様の自家製カクテルと奥様の手作り餃子と唐揚げが美味しかったせいか、介護やいきづらさ関連のよもやま話、阪神タイガース、宝塚歌劇までさまざまな話題で盛り上がり終始話が絶えない空間となりました。
とても、初対面同士とは思えないアットホームな雰囲気でした。
後日、旦那様が「一緒に時間を過ごせてカクテルを披露できてとても楽しかったです。また来てください」と感想を言っていただき開催した意義を感じました。

「ノミュニケーションは、ありのままの自分を出しやすい」
当会は、今後の方針の一つとして「お酒を飲みながら話す居場所づくり」をテーマにしています。
社協や役所や地域包括支援センター後援ではまず通らない企画かな。笑
この前、あるケアラーの講演会で居場所のベテランに、「一番人が来て盛り上がってる居場所はどんなところですか?」と質問しました。
そしたら、「お酒を飲みながらワイワイ話す場所」と答えが返ってきました。
ある都道府県の某居場所では、毎回20人以上の参加者が集まって一杯飲みつつ仕事や日常生活や趣味の話まで話に華が咲いていると言います。
お酒の勢いとありのままの姿を出しやすいのではないかと感じています。
多くの人が必要とする場は、もしかしたら形式ぶったものがいらず普通にご飯を食べながら飲み話す単純なものなのかもしれませんね。
当会は、形にこだわらずメンバーや関心のある人たちが求める居場所を提供していきます。

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