「ヤングケアラー・若者ケアラー共、居場所と相談場所を求めている」
2022年9月から10月25日までLINEのオープンチャットで「365日ほぼ24時間無料オンライン居場所」を開始しました。実は、この企画を一緒に立ち上げたのは、小学生から現在までおばあちゃんのケアを続けている「ヤングケアラー」さんです。
「ヤングケアラー」さんが自ら「私、オープンチャット運営したい」と申し出てくれ、現在、「よしてよせての会」と「オープンチャット」の副会長で頑張ってくれています。
厚生労働省で文部科学省と連携しヤングケアラーに関する調査研究の中で、「大人にしてほしいこと」は、「自由に使える時間がほしい」が男性で13.8%、女性で16.4%。「話を聞いてほしい」が女性で16.7%と上位。
また、若者ケアラー(全国の大学生が調査対象)でも「進路・就職と将来の相談にのってほしい」が28.3%、「自由な時間がほしい」が26.2%とトップです。
私自身、介護当初は32歳でしたので同世代に全く介護者がいなくて、「相談相手」や「居場所」がありませんでしたので気持ちがわかります。
さらに、自殺対策の指針となる新たな「自殺総合対策大綱」をコロナ禍で年代別で見ると、「19歳以下」と「20代」の女性や小中高校生の自殺者が増えました。自殺者数は2020年は2万1081人(前年比912人増)で11年ぶりに増加している現状があります。若い人達が複合的な要因で一人で問題を抱え込み命を絶つのは切実な社会問題です。
「日頃からの密なコミュニケーションが不可欠」
ヤングケアラー・若者ケアラーさんは、家庭環境が複雑な人が多い印象をうけます。幼い頃から親に虐待、無理やりケアをさせられる、不登校、いじめetc。
子どもや学生の頃から親から十分愛情をうけていなかったり不信感をもって何ら不思議ではありません。
大人に対して、「この人ほんまに相談できる人か」、「どうせ売名目的ちゃうん」シビアな目をもつ人もいます。
あるいは、支援者がケアラーのバックグラウンドやヒアリングを十分に行わず怒ったり、注意したりすれば一気に関係性が崩れる場合があります。
このようなことから、支援者側もケアラーさんに対して、本気で向き合い接していく必要があります。
信頼関係を築くには、日頃からの密なコミュニケーションが不可欠なわけです。
「楽しくノリよく時に真剣にがモットー」
現在、ヤングケアラーさん・若者ケアラーさんや医療者さん中心に政治家の卵さんまで38名が参加中。
「楽しくノリよく時に真剣にがモットー」に入退場自由です。
ヤングケアラー・若者ケアラー・ミドルケアラー(就職氷河期ケアラー)と家族が抱えるさまざまな悩み、葛藤、相談に対しそれを支える人たちと一緒に解決に近づける共助のオンライン空間”や介護を忘れて楽しむオンラインレスパイト空間を目指します。
さらに、オープンチャットやオンラインイベントをきっかけにオフラインイベントにつなげていければ最高ですよね。
先日は、「よしてよせての会緊急開催 現役ヤングケアラー兼看護女子学生のオンライン誕生会」
https://okumurashingo42.com/youngcare-event-2/ や2022年10月16日には「オンラインハロウィンパーティー」を開催しました。
「参加対象者」
ケアラーさん以外でも下記の方々を歓迎しています。
〇「生きづらさを感じている方」や「生きる希望がわかない」方
〇身体・精神に障がいをお持ちの方
〇ケアラーを支える人たち(支援者・医療者・経営者・政治家・著名人・福祉メーカー会社員など)
※なお、プライバシーなどの関係上、URLを参加希望者のみにお伝えしていますので、問い合わせフォームまでご連絡ください。
いつでもおこしやす~~~。
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