当会正会員のKHJ徳島つばめの会 こもり晴さんが昨年、当会に企画提案してくれた「あんぱんエイプリルフール」本年も開催しました。発案者はヨミビトシラズさんと仰る方です。
「あんぱんエイプリルフール」とは、生きづらさを抱えてるみんなで、抱えてなくても、いつでも御自身のタイミングで、あんパン(パン類なら何でもOK)を食べながらお話する企画です。
2025年4月1日、20時から24時まで zoomで実施しました。
現・元ケアラーさん、ひきこもりさんなどいきづらさを抱えた方々当事者、家族、専門職17名が
参加してくれました。まいどおおきに!!!
「あんぱんを食べながら 絵、オッサン着、勉強 各々披露」
各自が用意したあんぱんを食べてリラックスした雰囲気の中、会が開かれました。
ある元ひきこもりの方は得意な絵を、当会メンバーのMAYAさんはおっさんの部屋着を、
あるヤングケアラーさんは一生懸命勉強している姿を披露してくれましたよ。
また、いろいろなお話が聞けましたのでご紹介します。
「無理に話さなくていい、一人じゃないのさえわかれば…」
兵庫県佐用郡で主に10~39歳までのひきこもりを支援する里山ICT能開学校校長の尾鼻弘光さんは、
「(ひきこもりとの時間で)無言が続いたって全然いい。自分のために待ってもらっていると焦らないこと。一人じゃない感が伝わればいい」と仰いました。
私は、どちらかといえば「何か楽しい話題はないか」と話そう、話そうとしてしまう癖があります。
なので、当事者の方々にとって逆にプレッシャーを与えてしまっていることがあると自省しました。
続いて、尾鼻さんは「少子高齢化や過疎化が進む日本で空き家の活用が大切になるし、ひきこもりの方々にとっての中間的支援にもつながります。」
尾鼻さんは、兵庫県佐用郡でご自身の空き家を当事者の方々に提供されています。
私も支援や取材活動などでわかったのは、地域(田舎)の人的・公的・私的資源は危機的状況にあると感じています。
オンラインに参加してくる若者たちは、大半が田舎住みです。居場所や相談窓口一つもない…。
そういう意味では、尾鼻さんのようなご活動は社会意義が高く、当会も尽力できないか模索中です。
化学物質過敏症もひきこもりに続く理由
化学物質過敏症の言葉はご存知でしょうか?
化学物質過敏症とは、日常生活で微量な化学物質によって、多種多様な不定愁訴になる症候群で
現在の患者数は約120万人、潜在的には1000万人いると言われているそうです。
参加した当事者は、「農薬や人が大勢いる場所は難しいので、全部ネットスーパーで注文しています。外出することが難しくとても辛い病です。年代は40~60代が7割います。もっと私たちのことを世や社会に知ってほしいです。」と訴えました。
正直、私はある介護者のXのスペースで初めて知ったのだが、ひきこもりと関連する問題で日本の10人に1人、けっして少なくなく誰もがかかる病だそうです。ぜひ取材に着手したいと考えています。
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コメント
お世話になっております。
僕は、去年秋から「KHJ大阪虹の会ピアサポーター」の資格に挑戦しています。
主にボランティア活動で、気付きや感じたことを報告書に作成しています。
今回のZoomで、シンゴさんがずっとメモを取られていた事を知っています。
そして…今回の文章を読ませてもらい、「その時の様子、皆さんのお話の内容、感じた事等」
とても分かりやすく「流石、プロフェッショナル!」
と、感嘆のおもいです。
ヤングケアラー、ひきこもりから脱線しましたが、「他者に分かりやすく伝える」と、いった観点からすると、とても重要な要素だとおもっています。
今後も参考にさせていただき、機会がありましたら、ご教授ください。
よろしくお願いいたします!