当会でKHJ(全国ひきこもり家族会連合会)の徳島県支部の代表こもり晴さんから『生きづらいけどエイプリルフールに、生きやすいとあんパンでも食べますか?』と企画提案をいただきました。「面白そう、早速イベントやりましょう」と4月1日に開催しました。
発案者は、今回のイベントからお仲間に加わっていただいたヨミビトシラズさんです。ありがとうございます。
4/1(月)20時からあんぱんイベント2時間、放課後トーク(希望者のみで話したい人だけ)2時間30分実施しました。
引用元 「ニート娘の母、ブログる diary ひきこもり みんなで あんパン エイプリルフール」
現・元ヤングケアラー、若者ケアラー、ひきこもりの元・現当事者と親、介護・医療職計13名が参加。
好きな時間にあんぱんを食べながら下記の内容を話しましたのでレポートで残します。
なお、以前から支援していた現役のヤングケアラー(若者ケアラー)が建設業の仕事が内定して4月から働きはじめているので私と参加者の皆さんでお祝いしました。
ヤングケアラーは「これからが勝負です、頑張ります」と一言残しイベントから退出しました、健闘を祈ります。
「ひきこもりから脱出したきっかけとは」
医療職のAさん
「若い頃、離職してしまって一回挫折後、しばらくひきこもりを経験しました。
しかし、「このままではいけない」と思ったことと、パートナーに出会い一念発起。
結婚してこどもを授かって30代前半の頃看護士の免許を取得して今に至ります。」
経営者Bさん
「学生時代長期間ひきこもりと40代には親の在宅介護を5年以上経験しました。
それらがきっかけになって以前から不登校やひきこもりの教室を展開しています。」
「ヤングケアラーなどケアラーやひきこもりに必要なサポート」
ひきこもり当事者の親Cさん
「子どもがひきこもっているのがはじまりで当事者会をスタートしました。そもそも、ひきこもりさんは相対的に人に会うのがハードルが高い傾向があります、それでも人とつながりたい、しんどさを共有したいと思う人たちのためにこれからも続けていきます」
元ヤングケアラーで介護職のDさん
「ひきこもりやヤングケアラーと私たちが丁寧に対話を重ねることは、介護現場を教えることにもつながります。ピアサポートはとても大事と心がけています」
現役ヤングケアラーのEさん
「親族が死去後、なかなか自分のリズムがつかみきれなくて悩んでいます。ヤングケアラー専用のグリーフケアがあればいいなあ」
就労支援経営Fさん
「国はもっとピアサポートの処遇を加算してほしいです。安すぎる!!!」
「総評」
学生時代からいじめや不登校やヤングケアラーを経験している人たちや専門職の方々が多く参加してくれました。
まず、ひきこもりに関しては、「仕事」と「結婚」が起点になり脱出する特徴を改めて確認することができました。
他方、ひきこもりは、生活に何の支障もなく充実した毎日を送る人たちもいれば、自分自身を好きになるためにきっかけを模索している人たちもいて、多様なタイプがいます。それでも、総じて人とつながりたい気持ちが高いようです。細く長くゆるりと交流するのがベストということでしょうか。
一方、ケアラーに関しては、オンライン開催の特徴かもしれませんが特に若いケアラーさんはピアサポートや介護後のケアが重要な印象をうけました。10代や20代でケアを長くあるいは濃く経験すればするほど簡単に心身のリカバリーや社会復帰するのは時間がかかる子たちもいます。理解が必要ですよね。
また、多数の参加がある会の終了後であれば、話し足りない参加者が一定数いるので希望者のみ放課後トークとして雑談する時間を割くのは重要です。
今後も楽しく安心できて自然と人と人がつながる場の提供をしていきます。
次回は宝塚市でプチセミナー×交流×放課後(希望者のみ公園でおしゃべりする)を開催します。長時間に及ぶため、出入り自由にします。詳細はHPなどで後日お知らせします。
また、現在、参加者・スタッフと寄附を募集しています。
活動実績 https://okumurashingo42.com/new/
寄附 https://okumurashingo42.com/charity/
ご協力の程何卒よろしくお願い致します。
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