就職氷河期介護者新年会 

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2023年1月8日(日)22時からミドルケアラーや就職氷河期の介護者を対象に新年会を開催しました。

途中、現役のヤングケアラーさんが成人式帰りでサプライズ参加や介護への価値観の違いなどを話し合うなど盛り上がりました。

「一流大学卒業後就職し関西の一等地にマンション購入も借金の山」

この回では、就職氷河期世代当事者が介護をしたことによって人生にどのような影響をうけているかが話しあわれた。

ミドリ(仮名=以下同)さんは、関西に住み現在40代半ばの独身女性である。

一流大学を卒業後就職したものの、就職先が残業月200時間近いブラック企業で5年で退職。その後、中小企業の事務員に再就職し、今まで働いた貯金で大阪の一等地にローンを組み住宅を1700万で購入。

ところが、家を買った20代後半、両親が相次いで脳出血や精神疾患を罹患し一人っ子で誰も他に頼れる相手がおらず介護離職した。

ミドリさんは、住宅ローンの返済と両親の介護に追われる日々に暗転して精神疾患を発症。近くの病院で受診したところ「障害年金1級に該当する」重症と診断された。結局、両親の介護は10年にも及んだという。

ミドリさんは、「社会のせいにするならと言われるかもしれませんが、完全に社会の犠牲者です。介護中のセーフティーネットは生活保護のみ。なぜ介護者手当がないのですか?奥村さんに聞けば、世界では一般的のようです。障がい者年金で生活したいと思っている人は少ないはずですが、それを余儀なくする社会に疑問を覚えます」

今の楽しみは、愛犬のラブラドールレトリバーにセラビードックの資格を取らせるべく活動中で、アロマテラビーの施術が唯一の楽しみ。

「」

よっさん(仮名=以下同)は、40代半ばの男性で既婚、子どもがいる。幼稚園の頃から祖母の見守りや家事を手伝っていた今でいう「ヤングケアラー」で、祖母が亡くなる小学校高学年まで続いた。

よっさん自身は、「父親がお前は人の役に立つために生きなさい」と教えられたのがきっかけで、介護をしているよりお手伝い感覚が強かったので別に苦痛ではなかったという。

「小学校の友達の下の世話を手伝うのも全然平気でしたよ。元々、ケアするのが向いていたのかもしれませんね」(よっさん)

よっさんは、元ヤングケアラー経験を活かし障がい者施設で長年勤務中だ。

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